八正道。こころのコリをとる8つの方法【思考と感情のマッサージ】

思考と感情のマッサージ

釈迦の教えに、四諦(したい)八正道(はっしょうどう)というものがあります。

四諦(苦集滅道)

四諦(したい)は、四つの諦めと書きますが、諦めとは「真理を明らかにみる」ことをいいます。

四諦(四つの真理)は、苦諦(くたい)、集諦(じったい)、滅諦(めったい)、道諦(どうたい)の4段階に分かれています。

苦諦は、人生は「苦」であるという真理。

生老病死。生きていると病気にもなるし、健康でもいつかは死が訪れるし、別れもあるし、「人生はとにかく苦しいものですよ〜」という真理。

集諦は「苦の原因」

「その苦しみの原因は欲望(執着)だよ〜」という真理。

滅諦は「苦の滅」

「その原因を取り除けば、苦もなくなるよ〜」という真理。

最後に、道諦は「苦の滅を実現する道」。

「その苦しみが消えた究極の道(悟り)に進む方法があるよ〜」という真理。

その究極の道こそが、八正道(はっしょうどう)なのです。

八正道

八正道を簡単に言うと「苦の解決法」であり、人間が正しく生きるための8つの実践法です。

  • 正見(しょうけん):正しく見る
  • 正思惟(しょうしゆい):正しく考える
  • 正語(しょうご):正しい言葉づかい
  • 正業(しょうごう):正しい行い
  • 正命(しょうみょう):正しい生活
  • 正精進(しょうしょうじん):正しい努力
  • 正念(しょうねん):正しい意識
  • 正定(しょうじょう):正しい精神

どうでしょう。正しく見て、正しく考えて、言葉づかいに気をつけて、正しい行いをして、ちゃんと生計を営んで、正しい努力をして、正しい意識の……このように、どれも当たり前といえば当たり前の、シンプルなことが書かれています。

あらゆる苦しみの原因は欲望(執着)にあり、その苦しみを乗り越えていく生き方が、正しい見方や考え方だったり、行動、努力、意識の向け方なのです。

極端に偏らないように、真ん中を歩く考え方です。

東洋医学と感情

東洋医学では、過度な感情の偏りが病気の原因をつくると考えられています。

いつも怒ったり、悲しんだり、考えすぎたり……、そういった心の状態が原因となり、身体に不調を引き起こすのです。

常に、「正しい生き方=八正道」という指針があれば、物事に執着することなく、誰かの言動にすぐに反応してしまうような、感情の大きな変化にブレーキをかけることができるのではないでしょうか。

もちろん、すぐに100パーセント実践できることではありません。ですが、「そうあろうと努力する」ことが大事なのです。

心の状態を整えることができれば、それに合うように身体も徐々に同期されます。逆もまた然りです。

身体から、心から、思考から、食物から、環境から、あらゆる方向から「正しく生きる」方法を模索し、「苦」を乗り越えていきましょう。

ZENch「思考と感情のマッサージ」

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