疲れやすい、足腰がだるい。腎虚には「よく寝、よく食べ、よく歩く」

東洋医学では、五臓六腑の「」のエネルギーが弱った状態を「腎虚(じんきょ)」とよびます。

通常は歳を重ねると共に「腎」の気は徐々に減っていきますが、若い方でも出産や不摂生などで腎を消耗させ、腎虚の症状が出ることがあります。

「腎」は、発育成長や生殖、妊娠や出産といった生命エネルギーの源。

栄養不足、睡眠不足、運動不足、不摂生な生活は「腎虚」の元です。

腎虚の主な症状

こんな症状が目立ってきたら、生活習慣を見直してみましょう。

  • 体がだるい
  • スタミナ不足
  • 忘れっぽい
  • 手足がむくむ
  • 手足に冷えを感じる
  • 耳が聞こえにくい(難聴)
  • トイレが近い(頻尿)
  • 足腰がだるい
  • 抜け毛や白髪が増える
  • 不妊・精力減退
  • めまい

体がだるい、疲れやすい、足がむくむ、スタミナがない……。

いくつ当てはまりましたか?

それでは、腎虚を改善して元気を取り戻すためには何をしたらいいのでしょうか。

腎虚をなおしたい!改善する方法は?

良質なタンパク質をとる

腎虚にステーキが素敵

腎虚を改善するには、「粗食」ではいけません。肉や魚、豆腐などの良質なタンパク質をしっかりとる必要があります。

ご飯やパン、麺類などの炭水化物(糖質)は少なめに、ビタミンや鉄分が含まれている野菜や果物も忘れずにとりましょう。

また、タンパク質は筋肉の材料になるのはもちろん、ホルモンや免疫系などあらゆる生命活動に必要なものです。

タンパク質のはたらきの例
  • 細胞を構成する(アクチン)
  • ホルモンで体を調節する(インスリン)
  • 筋肉の運動(アクチン、ミオシン)
  • 酸素を全身に運ぶ(ヘモグロビン)
  • 免疫力を高める(免疫グロブリン)

(※かっこ内は関与するタンパク質の名称)

ネバネバ系や黒いものも積極的に

さらに、腎を補うには「オクラ」などのネバネバした食べ物や、黒豆や黒ごまなどの黒いものがいいとされています。

ただし、甘く煮た煮豆は糖質も多く含むので、食べ過ぎには注意しましょう。

【腎虚にいい食べ物】オクラ、山芋、なめこ、くるみ、ニラ、黒豆、黒ごま・・・

足腰の血行をよくする

「腎」の衰えは下半身にあらわれます。

歩くことは、足腰を鍛え全身の血行を促します。無理のない範囲で運動を行い、毎日歩くことをおすすめします。

ふくらはぎマッサージ

ふくらはぎには「腎」以外にも、むくみや排泄をうながすツボが並んでいます。
お風呂上がりやお休み前など、いつでもマッサージしてあげましょう。

腎虚におすすめのツボ

湧泉(ゆうせん)

足の指を曲げると、真ん中にできるくぼみがあります。腎の気を補う「元気が出るツボ」の湧泉です。じっくり指圧してあげましょう。

ツボ押し・湧泉

まとめ

「睡眠・食事・運動」の3つは、心身の健康の基礎となります。

そして、眠れない、食欲がない、運動する元気さえない……そんなときに、3つの基礎を自然にできる状態に戻すのが、指圧・マッサージ・気功などの健康法です。

よく寝、よく食べ、よく歩く。基本的なところから、健康をつくっていきましょう。

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