便秘

便秘とは

「便秘」とは、排便の回数や量が減少し排泄が困難になり、腸内に便が残って不快感を伴う症状のことです。

人は水と食べ物を摂らなければ生きてはいけません。食べ物は、口から肛門までの約9メートルの消化管を通り、24~72時間かけて消化吸収され、残りカスが「便」として排泄されます。

それでは、もしなんらかの理由で食べ物が消化吸収されなかったり、残りカスである便が思うように排泄できなかったらどうなるでしょう?

必要なものを身体に取り入れることができず、不要なものを溜め込む状態です。いつも栄養失調のように調子が悪く、お腹は張って、肌もあれやすい…。当然、美容にも健康にも良いわけはありません。

自然に出るのが本来の姿

東洋医学では病気になる一歩手前の状態を未病(みびょう)と言います。本来自然に出るべき便が出せない「便秘」は、未病のサインです。未病をなおし、自然の排便リズムを取り戻すことが美容と健康の第一歩です。

便秘が引き起こす様々な症状

お腹の症状

腹痛(下腹部痛)、腹部膨満感、残便感、吐き気、食欲不振、ぽっこりお腹

全身にあらわれる症状

肩こり、腰痛、背中の痛み、肌荒れ、ニキビ、吹き出物、自律神経の乱れ、痔、めまい、イライラ、だるさ、疲労感

便秘の原因

便秘の原因はタイプによって違いますが、主にストレス、食物繊維の不足、水分不足、運動不足、睡眠不足、排便のタイミングを逃すことなどによっておこります。

便秘の種類

便秘は便が作られる過程などに問題がある「機能性便秘」と、腸そのものに何らかの病変がある「器質性便秘」に分けられます。

3つのタイプの機能性便秘(慢性便秘)

機能性便秘で「慢性便秘」は、さらに弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘の3つのタイプに分けることができます。

慢性便秘3つのタイプ

弛緩性便秘

腸の”ぜん動運動”の低下によっておこる便秘で、女性に多く見られます。デスクワーク運動不足により筋力の弱った女性、高齢者にも多いのが特徴です。

【便の形状】…腸の中で便の水分が失われるため、固い便になります。

けいれん性便秘

腸の筋肉の緊張によって、ぜん動運動が障害されておこります。

精神的ストレス自律神経の異常によっておこることが多く、過敏性腸症候群(IBS)の便秘型の症状としても起こります。

【便の形状】…コロコロとした便がでます。一回の量は少なく、排便の回数は増えることが多いです。

直腸性便秘

肛門直前の腸の部分を「直腸」といいます。直腸性便秘は、この直腸に便があることを脳に知らせる「排便反射」の低下によるもの。便意を我慢する習慣や、日ごろから下剤や浣腸などを濫用することによっておこりやすくなります。

【便の形状】…直腸でさらに水分が失われるため、さらに固く太い便となります。

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