朝方に足がつる?こむら返りはミネラルで予防

足つった

朝方や夜中に突然足がピキーン!悶えるような痛みで目がさめた経験はありませんか?

足(脚)がつる」というのはよくある症状の一つですが、身体に何が起きているのでしょうか。

「足がつる」のは、筋肉の異常収縮

運動は脳からの命令によって筋肉が「収縮」し、関節を動かすことによって行われます。たとえば水を飲む時、コップが滑り落ちないように、または割れないように適度な強さで握り、口元までコップを運ぶために腕の筋肉を収縮させます。

単純な作業に見えても神経と筋肉の緻密なはたらきによって、その目的に合わせた運動を行っています。

「足がつる」というのは、何の目的もなく突然起こる収縮・けいれんで、特にふくらはぎに起こるものを「こむら返り」や、少し難しい専門用語ですと腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)などとよびます。

それでは、その「異常」を引き起こす原因はどこにあるのでしょう。

筋肉がつる、主な原因

  • 栄養失調(ミネラルバランスの乱れ)
  • 筋肉疲労
  • 睡眠不足
  • 血行不良
  • 脱水、水分摂取不足
  • 薬の副作用(利尿剤など)

このように筋肉がつる原因は色々ありますが、ここでは特に「栄養失調」による原因を掘り下げていきます。

栄養失調による原因

ミネラル・食材

たまに足がつる程度なら、ハードな運動や一時的な寝不足や水分不足が原因かもしれません。しかし毎日のように、慢性的に痙攣やこむら返りが起こるのなら、栄養に偏りがある可能性があります。

カルシウムやカリウムなどの、ミネラルバランスの乱れによって筋肉の伸び縮み(収縮と弛緩)に異常が出て「足がつる」ことがあります。

カルシウム

カルシウムと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「骨」だと思います。体内のカルシウムの99%は骨や歯にあり、残り1%は細胞内や血液中にあります。骨は、カルシウムの貯蔵庫の役割も果たしています。

カルシウムは筋肉の収縮にも不可欠で、カルシウムがなければ筋肉は正常にはたらくことができません。不足すると痙攣したり、血管や心臓(心筋)の動きが悪くなって高血圧の原因にもなります。

【多く含まれる食品】小魚、乳製品、干しエビ、厚揚げ、大根の葉、小松菜、納豆、鯖缶、うなぎ

マグネシウム

豆腐のパックに、原材料名「大豆、塩化マグネシウム(にがり)」と書いてあるのを見たことがありませんか?実は豆腐の凝固剤としても使われているのが、マグネシウム(にがり)なんです。

マグネシウムも体に欠かせない必須ミネラルのひとつです。天然塩、大豆やナッツ類、海苔やわかめなどの海藻に多く含まれています。

ファストフードやパン、麺類だけで済ませていると、必然的にマグネシウムが不足してきます。

【多く含まれる食品】天然塩、豆腐、枝豆、納豆、海苔、あおさ、わかめ、くるみ、アーモンド

カリウム

カリウムは収縮した筋肉を緩めるはたらきを持っているので、十分に摂れていないと筋肉がつりやすい状態になってしまいます。

野菜や果物、肉類など多くの自然の食材にカリウムは含まれていますが、加工食品やジャンクフードをよく食べる方、ストレスの多い生活を送ってる方は不足しやすくなります。

ちなみに「腸」も平滑筋という筋肉でできているので、カリウムが不足することで腸のスムーズな運動ができなくなってしまいます。

腸の動きが悪ければ、便秘になりやすくなります。便秘改善のために野菜を多く摂ることは、食物繊維だけではなくカリウムの摂取としても意味があるということです。

【多く含まれる食品】緑黄色野菜、バナナ、アボガド、パセリ、納豆、アジ、ナッツ類

東洋医学で考える「足がつる」ということ

筋肉の動きは、東洋医学では五臓の「肝(かん)」の役割です。

肝は、血(けつ)をその中に蔵し筋肉に送り出していますが、血が足りないと筋肉痛足の引きつりを起こします。

血は「脾(ひ)」によって作られたものが送られてきますが、その原料となるのが飲食物です。つまり、口から入る栄養に偏りがあると足がつりやすくなるのは、東洋医学でも一緒ということです。

さらに、肝がもっとも苦手なのはストレス。肝は「怒」の感情をつかさどり、怒りやイライラは、肝の気を消耗させ、結果的に筋肉にも影響が出てくるのです。

普段の生活を振り返って、栄養バランスが取れているか、ストレスがないかチェックしてみるといいかもしれません。

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