指圧のココロ

指圧・マッサージの基本は「握手」です。ハグと言ってもいいかもしれません。そこに緊張や警戒心はなく、お互い心が開いている状態です。

外部からの過剰な圧力に対し皮膚は警戒し、交感神経を興奮させ、身体を固く緊張させてしまいます。反対に、握手のように愛をもってツボに触れていくと、身体はリラックスし「痛いけど気持ちいい」という絶妙なヒビキを導くことができます。心が開くことで、ツボも開くのです。

肩の力を抜き、気の流れを感じながらツボを指で包み込むように押さえていく。そうすることで、本来のヒビキが得られ、ツボを通して経絡から内臓へと気が流れ、必要な反応を引き起こすことができます。

指圧といえば体重をかけてグイグイ押すようなイメージが強いかもしれませんが、力任せでやってもいいことはありません。表面上のコリだけにとらわれていると力で筋肉をもみほぐすことしか考えられず、その時は気持ちが良くても身体には負担になってしまいます。

相手の肉体にダメージも与えるし、セラピストの指も酷使することになります。「指が痛くなるようでは未熟」といわれるのは、肉体的な慣れというよりむしろ、セラピストの心と身体の使い方によるものが大きいと思います。

トップへ戻る