指圧・マッサージ

治療の基本は手当て。「てあて」の基本は触れること。

指圧・マッサージは、身体本来の自然治癒力を高めるもっともシンプルな健康法です。

指圧・マッサージって?

症状のあるツボをねらって押し、ツボの反応によって心身を調節するのが「指圧」。こり固まった筋肉をもみほぐし、血液やリンパ、疲労物質を流す目的でおこなうのが「マッサージ」となります。

指圧によるツボのひびき

力を使わないけど響く指圧

ぜん治療院の指圧は経絡(けいらく)という気の流れる道に沿って、症状のある「ツボ」を狙って施術します。

ツボはその経絡上にある駅ようなものに例えられますが、的確に当たることにより独特の「ヒビキ」が感じられます。

イタ気持ちいい「ずーん」とひびく感覚は、肩こりなど筋肉のコリをほぐすのはもちろん、ツボがある経絡の流れを促進し、身体を自然な状態へと近づけます。

経絡(けいらく)とは?

東洋医学で経絡はエネルギー(気)の通り道で、通常目に見えないものです。人体を解剖しても「経絡」という物体があるわけではありません。

経絡には12本の正経(せいけい)と、8本の奇経(きけい)があります。

正経は陰陽(いんよう)で分類され、全身に約360個ある各ツボはそれぞれの経絡に分類されています。

ツボは体の不調を教えてくれる「反応点」でもあり、症状を取り除くための「治療点」でもあります。

ツボに対する指の当て方

【指圧】ツボの押し方

ツボは力任せに押してもかえって体表が緊張してしまい効かないものです。ただ強いだけの指圧は体へのダメージとなり、過剰な刺激はもみ返しの原因になります。

心を込めて優しく包みこむようにツボに指を当てると、「つぼみ」が開くようにツボが開き指がぴたりとはまる感覚があります。

武道でも「脱力」を重視するように、指圧師が余分な力を抜くことによって、体表の緊張が抜け、体に負担の少ない心地良い指圧をすることが可能となります。

マッサージ

マッサージの語源はフランス語のmassage(マサージュ)で、皮膚表面を末梢から心臓へ向かって施術をし、リンパや静脈の流れを促進する技術のことを指します。

肩こりや腰痛、ふくらはぎのむくみなど、筋肉をもみほぐすマッサージによって血行やリンパの流れが促されます。

また、触れることにより自律神経が安定し、「リラクゼーション効果」も期待できます。

特にデスクワークやストレスの多い仕事をしているなら、マッサージは心身のストレスを解放するのに大いに役立ちます。

「マッサージ」という言葉

一般的に身体をもむ行為は「マッサージ」として呼ばれることが多いです。

プロでもない限り、明確にマッサージと指圧、あんま、または「もみほぐし」の違いを答えられる人は少ないと思います。

ぜん治療院の手技療法は「マッサージ」よりも「指圧」が中心となりますが、言葉としては聴き慣れた「マッサージ」も使います。

あん摩・マッサージ・指圧の生理的な効果

1.反射作用

施術者が体に触れると、その刺激が体表から脳に伝えられ、自律神経や運動神経の機能を調節するはたらきがあります。

2.誘導作用

例えば足の末端から体の中心に向かって”ふくらはぎマッサージ”をすると、血液やリンパの流れが促進されます。関節炎による充血や、浮腫(むくみ)や老廃物を流すはたらきがあります。

3.興奮作用

短時間の弱めの刺激によって、運動麻痺や知覚鈍麻(ちかくどんま)などの、病的に低下した神経や筋肉を活性化するはたらきがあります。

4.鎮静作用

強めの刺激を与えることによる鎮静効果です。筋のけいれん、神経痛、知覚過敏など、病的に興奮した神経や筋肉のはたらきを抑制することができます。

5.矯正作用

機械的な刺激を加えることで、筋肉や関節の異常を元に戻す作用です。

6.転調作用

自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、自然治癒力を引き出す作用です。

自律神経(交感神経・副交感神経)への効果

自律神経は胃腸のはたらきや血圧の調整、体表の組織など、自律的に全身を支配しています。

指圧・マッサージによって、その刺激は「体性自律神経反射」とよばれる反射作用によって、交感神経のはたらきを抑え、リラックス神経である「副交感神経」の機能を活性化させます。

副交感神経がはたらくことによって、内臓機能は良くなり、血圧や心拍数も落ち着いてきます。
指圧・マッサージの素晴らしいところは、薬や道具に頼らず、”手”ひとつで自律神経のバランスを取り戻し、リラクゼーション反応を起こすことができることです。

ただし、その刺激の強弱や部位、一か所にかける施術時間に関しては細心の注意と知識、経験がものを言います。

マッサージの施術が国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」しか許されていないのは、治療効果の高さだけではなく、無知のまま体に触れるのが危険だからです。

あん摩マッサージ指圧の適応症

あんま・マッサージ・指圧を行うことにより、一定の効果が期待できるとされるものの一例

1)神経系疾患

神経痛、末梢神経麻痺、末梢性けいれん、脳卒中後遺症…

2)運動器疾患

腰痛症、五十肩、頸肩腕症候群、変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、筋肉痛、腱鞘炎…

3)消化器疾患

常習性便秘、過敏性腸症候群、慢性胃炎、消化器能の低下…

4)呼吸器疾患

気管支喘息、慢性気管支炎…

5)循環器疾患

局所性の充血、うっ血、貧血、むくみ…

6)婦人科系疾患

うっ滞性乳腺炎、更年期障害、月経困難症(PMS)…

7)いわゆる不定愁訴症候群

頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、冷え症、不眠、のぼせ…

マッサージ免許について

マッサージ免許については以下のページで解説しています。

マッサージには「あん摩マッサージ指圧師」免許(国家資格)が必要です。

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