意識的な呼吸で自律神経をリセット

脳からの命令によって手足を動かす神経などは「体性神経」と呼ばれます。それに対し、頭で考えなくても自律的に消化や血圧の調整などをしている神経を「自律神経」といいます。

ストレスと自律神経

自律神経にはオン・オフ2つの種類があります。日中の活動時にはたらく「交感神経」と、リラックス時や食後にはたらく「副交感神経」です。ストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、本来眠くなるはずの夜に眠れなくなったり、集中すべきところでぼーっとしたり…。

ひとつのストレスが回復しないまま、別のストレスが複合的にかかることで自律神経に乱れが生じてきます。例えば仕事が忙しく睡眠時間もギリギリの状態で、家事、育児、さらに親の介護などが重なった時などです。

「まだ大丈夫!」と「もう限界!」は紙一重です。少しでも効率的に作業をこなし時間を節約したように見えても、人生が何年続くかは誰にもわからないのです。

心と体の健康意識を高める

大切なのは積極的な予防であり、健康への投資です。肉体の管理・感情のコントロール・思考の整理がポイントです。健康オタクになる必要はありませんが、常に意識は向けるべきでしょう。

呼吸で自律神経をリセット

どんなに忙しい人でもできる心と体の健康法が、「呼吸を意識」することです。

呼吸は通常、自律神経による「自動運転」ですが、意識次第で「手動運転」に切り替えることができるのです。呼吸によって意識的に自律神経のリズムを調整するのです。

ストレスが溜まっているとき、交感神経が優位になって緊張しているときは肩も上がっていて、呼吸が浅くなっています。肩の力を抜き、口からゆっくり息を吐いて、鼻からゆっくり息を吸う。特別、何秒かけて吸うとか、何回呼吸をするとかは気にしなくてもいいでしょう。

呼吸で「いまここ」に戻る

ただ呼吸をしてることを思い出す。意識する。多忙な中でも、改めて時間を用意しなくてもできることです。呼吸を思い出すたびに、「今ここ」に意識が戻ってきます。

瞑想や座禅でも「呼吸」を重視するのは、意識を過去でも未来でもない「今ここ」に集中させるためです。気がついたら呼吸を「手動モード」に切り替えて、自律神経のリズムを整えてあげましょう。

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