経絡は愛といのちの川

自然の心になれば家族や社会が見えない愛の絆で結ばれていることは明らかに解るのだが、知的になった人ほど見えないものは存在しないのだと信じこんで孤立してゆく。

これが社会の病的現象でなくて何であろうか。愛とは生命の連帯感である。生命は孤立しては存在できないものなのだ。そのことを身体の中で教えてくれるのが経絡にほかならない。

『経絡と指圧』増永静人著(1983)p.69

両親から受け継いだ生まれつきの気を「先天の精」、食事や呼吸によって得る気のことを「後天の精」といいます。

この「先天の精」と「後天の精」が合わさって、生命活動が営まれています。両親から「いのち」を受け継ぎ、他の生物からもまた「いのち」をいただく。気は生命の流れです。

これらの気が流れる川が、経絡(けいらく)です。経絡はまた、子を産み育てることで次なる「いのち」の流れへとつないでいきます。個人のなかの経絡という川の流れが、愛で溢れる大きなエネルギーの大海へとつながっているのです。

見えないものを感じる力。その能力を高めるほど、いのちのつながりを認識し、孤立を生み出す分離意識は消えていくはずです。

トップへ戻る