良いところに注目して、「健康的な想念」をくりかえす。

生命場はエネルギーの流れの、つまりは光と力の進路の織物であり、その人の精神的/霊的な境地によっては色あざやかに輝くものである。

そればかりか、思考のパターンを変えたり、感情がかき乱されたりするたびに、生命場もいっしょに変化する。

たとえば、感情的なまでにある想念パターンに執着していると、生命場のなかでその想念パターンが固着しはじめ、肩がさがる、片脚が短くなる、まぶたがピクピクするなど、からだの反応の原因になる。

それが一定期間つづくと、それらのパターンが慢性的になり、からだのかたちが永久的にそこで固定してしまう。

『いのちの輝き -フルフォード博士が語る自然治癒力-』ロバート・C・フルフォード&ジーン・ストーン著 p.55

長いあいだ、便秘やIBS(過敏性腸症候群)などの慢性病をわずらっていると、いつもその症状が気になってしまい、不調ばかりに意識が向くようになります。

引用文の中で「想念パターン」という言葉が出てきます。いわゆる「引き寄せの法則」や、「思考は現実化する」などもそうですが、同じ思考を何度もくりかえし思い描くと、それが潜在意識に浸透し、現実世界にあらわれるというものです。

オカルトチックな話に聞こえるでしょうか。でもこれって特別なことではなくて、ふだんから誰もがやってることです。例えば、ある日突然、食卓にカレーが出てくることはありませんよね。

「今晩はカレーにしようかしら?」とか考えて、スーパーに買物に行って、肉や玉ねぎなどを必要量を買物かごに入れて、調理して、ご飯も炊いて…。カレーという「形」になる前には、確固とした想念があります。そこに疑いはありません。

「いや待てよ?カレーにしようと思ってたけどスーパーが臨時休業してるかもしれない。仮に営業していたとして、カレールーが売り切れていない保証なんてどこにもないじゃないか…!今晩のカレー率は五分五分だな…。」こんなことを考えている人はいないでしょう。

少し大きな話になると、ある日突然引っ越ししてたとか、夜勤明けで帰宅したら家が新築されていたとか、そういうのもありえません。

まず最初に「部屋が手狭だから引っ越そう」、「老朽化した家を建て替えたい」といったイメージがあるはずです。それを何度も練りながら、より具体的な想念を描き続けた結果、「形」となったものです。

これが自分の健康となるとどうでしょう。「またお腹が痛くなるかもしれない。いや、きっとなる。だって昨日だってそうだったし、朝はスッキリと全部出なかったし、まだ腸に残っている分がありそうだ…。ほらまた、ゴロゴロしてきた…。」

このような想念パターンが習慣化してくると、日常生活が「症状」に振り回され、仕事や学業に支障をきたすことも出てくるでしょう。では、こういった「負の想念」を削除するにはどうしたらいいのでしょうか。

「絶対に、“ピンクの象”を思い浮かべないでください!」と言われると、ピンク色の象を想像したと思います。同じように、症状を無くそうという抵抗が、新たな「負の想念」を生み出し、心身の緊張へとつながるのです。

イメージするのは、良くなった姿です。くりかえし、正しい想念パターンを思い描くことが大切です。

意識する方向は「お腹が痛くならないこと」ではなく、今この瞬間、正しく機能しているところへ関心を寄せ、注目する。正しく機能しているところ、例えばそう、「呼吸」です。

あなたが意識しなくても、現在うまくやってくれているはずです。その証拠に、これを見るまで呼吸していることを忘れていたと思います。そこに意識を向ける。呼吸をコントロールし、意識的にゆっくり長い息を吐いてみる。呼吸を数えてみる。これは瞑想のテクニックでもあります。

ゆっくり呼吸をすることで何が起こるでしょう。自律神経の、副交感神経が優位になります。活動に適した交感神経とは対照的に、副交感神経はリラックスの神経。副交感神経が、胃や腸などの正常なリズムを取り戻してくれます。

今ここで、いいところを見る。今ここで、できているところを見る。あらゆるものにこの考え方は応用できます。

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