「足るを知る」引き算思考から足し算思考へ

心の健康も、体の健康も「理想とする自分」から「何が足りないのか?」と、引き算で考える癖がある人は多いと思います。

「足りない」という気持ちは焦りを生み出し、交感神経を高ぶらせます。

「足りている」という意識は心をリラックスさせ、副交感神経が優位となります。

もっと言うと、「足りない」心は不幸を生み出し、「足りている」心は幸福を生み出します。全ては自分の意識に委ねられています。

根が真面目な人ほど、うつ病や自律神経失調症になりやすいと言いますが、「ねばならない」と言うガチガチの基準(執着)が、あなたを苦しめていることを知って欲しいのです。

足るを知るものは富む

『知足者富、強行者有志』(老子)

足るを知るものは富み、つとめて行うものは志あり。

つまり、「満足することを知っている人(足るを知る人)はすでに豊かであり、そこから志をもって努力し行動すること」の大切さが説かれています。

「今」というゼロを起点として、小さな行動を一つずつ足していくのです。「そのままでいいよ」、「現状で満足しましょう」という、無責任で甘い言葉ではありません。

少しでも良くなりたい願う気持ちは、人間にとって自然で健康的なものです。

問題は「理想」との差からくる摩擦から、そのギャップによって悩み、苦しみ、考えすぎ、身動きが取れなくなることです。

理想への執着を捨て、現実を受容し、そこから何ができるか考え、小さな行動に移していくことが大切です。

心が「今ここ」にあれば、摩擦や葛藤は生まれようがないのです。

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