「不内外因」に気づき、生活習慣を改善する。

東洋医学では、病気になる原因を3つに分けて考えます。

一つは、怒りや悲しみなどの「過剰な感情」が病気を引き起こす原因となる「内因」。二つ目は冬の寒さや秋の乾燥など「気候の変化」が病気の原因となる「外因」です。

三つ目は「不内外因(ふないがいいん)」といって、内因でも外因でもないものです。感情や気候が病気の原因でないとすると、他になるがあるでしょうか?それは、かたよった生活習慣です。

不内外因

動く、休む、考える。生きる上ではどれも必要なものですが、「適度」であることが心と体の健康生活にとって重要です。生活の中で偏っているものがあれば、それが不調の原因となっているかもしれません。生活習慣のバランスを見直してみましょう。

労力過度(ろうりょくかど)

働きすぎ(仕事、勉強、遊び)によって肉体を酷使することでエネルギーである気血(きけつ)を消耗し、心と体に疲労があらわれます。

心労過度(しんろうかど)

長時間考えすぎたり悩みすぎることによって、不眠や動悸、消化器の不調、食欲不振、下痢、過敏性腸症候群などがあらわれます。

安逸過度(あんいつかど)

体を動かさずに、だらだらと休みすぎていると気血の流れが悪くなります。その状態が続くと気力も体力も衰え、免疫力も下がり病気にかかりやすくなります。

房事過度(ぼうじかど)

節制なく性生活(性行為)を行うことによって、腎精(生命のエネルギー)を消耗し「腎虚」となり、耳鳴りやめまいの原因にもなります。体力のない方は注意が必要です。

飲食失節(いんしょくしっせつ)

食べ過ぎによってエネルギーが停滞し、少なすぎる食事によってエネルギー不足となります。栄養バランスに偏りがあることで胃腸の不調や、抵抗力の低下がおこります。甘いものや冷たいもの、味の濃すぎるものやアルコールも五臓六腑に負担をかけます。

トップへ戻る