自分の力でどうにもならないものに、エネルギーを注がない。

「自分の力でどうにもならないもの」と聞いて、何を思い浮かべるでしょう。天候や、季節の変化、生まれつきの身体的特徴なども当てはまりますね。

しかし、もっとも日常的にやってしまう「自分の力でどうにもならないもの」への愚かな働きかけ。

それは、「他人を変える」ということ。

他人の思考。他人の感情。他人の行動。つい、踏み込んでいませんか。また、踏み込まれていませんか。

家族や友人、恋人などの近い関係や、職場など上下関係があるような相手にほどやってしまいがちです。

相手が「どう思う」かは変えられません。相手が「どう感じるか」は変えられません。相手が「どう動くか」は変えられません。

他人を変えようとするのは、自分にとっても相手にとっても、大きなエネルギー(気)の損失です。

直接変えることができるのは自分だけ。自分のエネルギーレベルだけ。それに気づいている人は「自由」です。「自由」は、自らに由(よ)るということ。

「この人の前なら、自由に振る舞うことができる。」その感覚は、他人のエネルギーへの過干渉がないからでしょう。自分だけではなく、相手の自由も尊重してくれる。

壁を感じないくらい大きな器の中にいるような安心感を抱きながら、器の外に放り出されているような疎外感もない。それは母の胎内にいるような「愛」に包まれている感覚です。ただ見守り、受容し、何も変えようとしない。

写真は数日前の札幌の空。自由に形を変える雲に、真昼の月が隠れてます。

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