不完全である勇気

自分が失敗しうるということを認めることは「不完全である勇気」を持つということです。失敗してはいけない、失敗するはずがないと思いこんでしまうと、少しでも失敗することが予想される時には、課題に取り組むことすらしなくなります。

(中略)大切なことは、失敗した時に他の人からどう思われるかではなく、失敗を回復し、再挑戦するということです。

アルフレッド・アドラー著,岸見一郎訳『勇気はいかに回復されるのか』アルテ(2014年)58頁

失敗」を怖れるあまり、行動することを躊躇している方も多いと思います。

なんでも完璧じゃないと気が済まない、全てが思った通りに進まないと満足できないという「完璧主義」は、少しでも失敗する要素があれば、チャレンジせずに今までの場所に留まろうとしてしまいます。

健康面でも、生活面でも、今もし何かを変えたいと思っているのなら「行動」することです。それはほんの小さな行動でも構いません。周りから見たら、行動と呼べないものかもしれません。でもそれでいいのです。

そして、行動には「失敗」がつきものです。最初から失敗前提でどんどん行動することです。小さな失敗をくりえしていくことで、耐性がつき、失敗の閾値(いきち)も上がっていきます。つまり、いい意味で鈍感になるのです。

「いつも完璧であろう」「失敗してはいけない」そういった思考は交感神経を高ぶらせ、心身の緊張を生み出します。

完璧主義をやめて、進んで失敗を拾っていく。最初から失敗を受け入れて行動することで、肩の力が抜けてきます。心身がリラックスし、同時にお腹から力が湧き出てくるのがわかるはずです。

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